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戦闘機

戦闘機(せんとうき)とは、敵航空機の撃墜および撃退を行う軍用機である。主に空対空戦闘を想定して設計されており、制空権の確保と防衛を主任務とする。

概要

戦闘機は敵航空機との空戦を想定して、高い機動性能と対空攻撃力を保有する。一般的に攻撃機や爆撃機と比較すると小型軽量であり、機体の大きさの割に強力なエンジンを搭載する。運動性・操縦性などの機動性能に優れ、俊敏軽快に飛行できる。乗員数は、大半の機は1-2名程度である。 以下に、戦闘機の性能を計る際、注目すべき点を挙げる。 速力: 敵機の追撃や、戦闘空域への迅速な報復など、あらゆる場面で高速力が要求される。戦闘機の重要な性能の一つである。 上昇力: 高高度へ迅速に到達できる能力。味方基地から緊急発進して、敵機を迎撃する際などに重要となる。 航続力: 遠距離にある敵地への侵攻時や、哨戒任務などで長時間滞空する場合に重要となる。航続力を延伸するには、投下式或いは密着式の増槽(機体外部に取り付ける増設燃料タンク)や、空中給油などの方法がある。 運動性・安定性・操縦性: 空戦時に優位に立つためには、高い運動性・操縦性が重要である。一時期、ミサイルが万能視され軽視された事もあるが、ミサイルの回避などで重要な事が判明し、現在の戦闘機では再び重視されている。 なお、航空機全般においては安定性も重要な要素であるが、安定性と運動性は相反する性格のものであり、安定性を最優先すると運動性が悪化する事になる。戦闘機の場合はその性格上、他の航空機に比べてバランスをより運動性重視に取る傾向がある。 近年ではCCV技術の採用により、機体そのものの安定性は切り捨てて運動性を最優先する(低下した安定性はコンピューター制御で補う)傾向にある。 推力重量比: エンジン推力を機体重量で割った値。大きい程、加速性能・運動性能・上昇性能などが高くなり、戦闘時に有利である。(ジェット機) パワーウェイトレシオ: 機体重量をエンジン出力(仕事率)で割った値。(プロペラ機) 上記と逆に計算しているため、小さいほど加速性能・運動性能・上昇性能が高くなる。 翼面荷重: 機体重量を翼の面積で割った値。離着陸性能や上記の運動性にかかわる値である。 翼幅荷重: 機体重量を主翼の幅で割った値。主に亜音速での航続性能にかかわる。 火力: 機関砲・搭載ミサイルなどの性能や、照準装置・火器管制装置など射撃系統の性能でも左右される。 探知能力: 操縦席の視界や、レーダーなどの探知装置の性能で決定される。 隠密性: 被発見率の減少のため、機体の小型化や、迷彩塗装、ステルス性能が重要となる。 少ない乗員: 機体の小型化のためには、乗員数は少ないほうが望ましく、多くが単座である。だがレーダーや対地攻撃用兵装の取り扱いなどの担当要員として、もう1人乗る場合もある。

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